○すこしずつ春が近づいてきたのかな、という昨今です。まだまだ寒い日もあるで
しょうが、桜の蕾が少しずつ大きくなってきたのは嬉しいことです。
○昨年秋から年末にかけて、各地で大規模な災害が起こりました。相次ぐ大型台
風、新潟の地震、そしてスマトラ沖大地震とインド洋大津波、、、。さらに年が明け
、阪神大震災から10年ということで、テレビでは災害をとりあげた番組がいくつも
放映されました。年明けから、こうした番組を見ると言うことは、悪くないことだと
思いました。ともすれば災害のことを忘れがちなので、意識の中にしっかり置いて
おくというのも大事なことなのでしょう。しかし、そういう番組があまりにもたくさん
あったため、「あ、この映像、さっきも見た」というようなこともありました。
○そういう映像の中に、大阪湾を駆け上がってくる巨大津波のシミュレーションが
ありました。大阪港から中之島めがけて、大きな津波がおしよせるというものです
。津波に襲われた大阪の都心部はすっかり冠水し、中でも地下街は完全に水没
するというものでした。
○2030年までに南海・東南海地震が発生する可能性が40%〜50%という予測
を聞くと、これは、遅かれ早かれ、必ず地震が来ると考えなさいということだと思
います。それらの地震によって、紀伊水道を北上してきた大津波が大阪市内に
おしよせるということです。実はこのシミュレーションのCG、以前も見たことがあっ
たのですが、「こわいなあ」程度の感想でした。インド洋大津波の後から見ると、
緊迫感が全然違いました。
○スリランカでは列車をもひっくり返した、あんなやつがこの大阪に来るというので
あれば、ほんとうに大変なことになります。
○では、大阪に押し寄せる津波の高さはどれくらいの高さなのか、と調べてみます
と、2.5メートルから3メートルぐらいになるのではないかという事が書いてありま
した。震源に近い和歌山県などでは10メートル以上と想定されているところもあ
るので、大阪に来るまでには、かなり低くはなるのだろうと思いました。
○しかし、津波は高波と違い、無限かと思われるような圧倒的な水量でやってき
ます。また、大阪は水路が複雑で、地面の低いところが多いのです。
水害の予測地図(城東区の浸水想定区域図) でも見ましたように、城東区で
は、ほんの一部の地域以外は、水が冠水しやすい地形になっています。
満潮時に2メートルの津波がやってきたら、城北川(城東運河)などはあっとい
う間に水が溢れ出てしまうでしょう。
堤防や水門自体が、地震の被害を受けて崩壊しているかもしれず、また、液状
化による護岸そのものの弱体化も起こっているかも知れません。
(液状化の想定マップは、こちらにあります。城東区は比較的、液状化しにくい地
域が多いようですが、それでも液状化が「発生しやすい」に塗り分けられた地域
もいくつか見えます。)
○残念なことに、城東区で一番標高が高いと思われる地域は、川のそばの堤防
の所なのです。津波が押し寄せて、堤防から次々に溢れながら上流を目指すと
いうことになると、出た水はさらに低いところに流れて行きますから、区内は池の
ようになってしまうのではないでしょうか。たまった水を排水するのは容易なこと
ではないように思えます。
○さて、津波による被害については、インド洋大津波の映像で、いくつも悲惨な現
場を見ました。押し寄せる波の力や、波に運ばれたたくさんの物(木や車など)の
衝突によって、多くの家がなぎたおされ、人々が亡くなられました。対策を講じな
ければ、同じようなことが大阪でも起こることになります。
○南海・東南海地震の津波の場合、大阪に到達するのは地震発生から約2時間
後といわれています。地震による被害も相当なものになっているでしょうが、安
全な建物への避難を大急ぎで行う必要があります。
○地下からはすぐに逃げないといけませんし、2階建てくらいの建物では、危険と
思われますから、鉄筋コンクリート造りのしっかりした建物の中層階に逃げなくて
はならないでしょう。
地震が起こった場合の避難場所としては、公園よくが指定されていますが、津
波の危険性がある場合には、少なくとも建物の4階以上に避難したほうがよいの
ではないかと思います。ただ、余震も当然起こるでしょうから、倒壊のおそれがな
いような、しっかりした建物でないと、危ないと思います。
4階以上と書きましたのは、普段でも満潮の時の川の水位が、2階くらいの高さ
になっているところが多いからです。
○何とか、2時間のうちに、安全なところに逃げて、津波のおそれが無くなるまで
待ちましょう。区内が至る所、冠水してしまったとしても、せめて人的被害は出な
いようにと思います。
○城東区は、海に面しているわけではないのですが、海面よりも低いところに、た
くさんの人が住んでいます。そして、地震は突然起こりますが、津波は、少なくと
も、すこしの時間をおいてやってきます。そのときに落ち着いて行動できるよう、
日頃からご家族などで話をするようにしたいものです。
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