○これを書き始めたのは1月17日。あの阪神大震災からちょうど10年たった日
の夜です。
10年前のその夜、みなさんは、どうしておられたでしょうか?
○10年経っても、やっぱり元通りにはならないんだなと、思っています。
ほんとうに、大災害のひきおこす傷は、とてつもなく深いのですね。
○去年は、台風が山ほどやってきました。さらに、新潟での大地震。
クリスマスのあとから、スマトラ沖大地震とインド洋大津波、、、。
悲惨な映像が、毎日テレビで映し出されます。人の営みなんて、弱々しいもの
だったのかなあ。鴨長明さんが言わはったことが、21世紀になってもまだまだ
続くのは、つらくて、悲しいですね。
○それでも、人は立ち上がり、生きていこうとがんばります。「がんばる」という言
葉すらも、そぐわないような悲惨な状況からですけれども、やはりがんばらな、
しょうがないやろ、と言って、神戸のみなさんもがんばってこられた。ほんとうに
、たいへんなことです。
○去年の立て続けの台風来襲の際に、「大阪は災害が少ないとこやから、良か
ったなあ」というような言葉を、いろんなところで聞きました。たしかに、何回も
台風にやられはった地方から比べたら、ここ大阪は、ほんまに、ありがたいと
思えました。でも、「災害が少ないとこ」なのではなくて、たまたま「被害が少な
かった」だけと違うのかなとも思いました。
○実際に、去年の台風18号の時ですか、河川氾濫のおそれあり、ということで、
城東区に「災害対策本部」が設置されたということです。(未確認ですいません
。) このファミリーネットを作ろうと、いろんな資料を集めていると、城東区がか
つて、旧大和川の氾濫原みたいなところで、水害が起こりやすいという事があ
ちこちに書いてありました。
○中でも、「城東区の浸水想定区域図」を見たときは、これはたいへんなことだ
思いました。ちょっと、↑ここをクリックしてみてください。城東区の地図が塗り分
けられていますが、着色部分は水没すると思われる地域を表します。この地図
によると、区内のほとんど全域は水没するということで、中でも、「諏訪」の、
青色に塗られているところは、「浸水深2.0〜3.0m」の区域だそうです。
3メートルの深さというと、もう、これは相当な深さです。
○青色に塗られた部分というのは、大阪市で、ここだけでした。各区の浸水想定
区域図を見てみたのですが、海沿いの区でも、青色のところはありませんでし
た。これは、かなり深刻なことです。
○この浸水想定地域図は、河川の決壊があった場合のものだそうです。
数年前、名古屋の新川が決壊して、大きな水害になったことがありましたが、
そのときと同程度の洪水で予想したものらしいです。あのときも、大きな被害が
でましたが、大阪にも、ものすごい豪雨が降ったりすると、この地図のような事
態になると予想されているのですね。
○そうした大雨の場合、避難場所に移動すること自体がたいへん危険なので、
どうしたらいいのだろうか?と思います。3メートルの浸水となると、2階建ての
木造の家も危険です。そういうときは、避難場所ではなくても、鉄筋コンクリート
作りの大きなビルに逃げ込むしかないのではないでしょうか?
その意味で、町会などが地域の主立ったビルの持ち主と、あらかじめ話をして
おき、浸水が予想される時には、一時避難できるよう、「協定」を結んでおく事も
だいじなのではないでしょうか? そして、できれば年に一度くらいは避難訓練
をやるのです。住民と企業がいっしょに訓練をする、そういう関係が日頃からあ
れば、避難してくる住民も、受け入れる企業も、万一の時にスムーズに事が運
べるのではないかと思います。
○災害を完全に防ぐことは難しいですが、どうすれば被害を少なくできるかにつ
いて、日頃から考えておくことは大事だと思います。 
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