2005年1月17日 

○これを書き始めたのは1月17日。あの阪神大震災からちょうど10年たった日
 の夜です。
  10年前のその夜、みなさんは、どうしておられたでしょうか?
  
○10年経っても、やっぱり元通りにはならないんだなと、思っています。
  ほんとうに、大災害のひきおこす傷は、とてつもなく深いのですね。

○去年は、台風が山ほどやってきました。さらに、新潟での大地震。
 クリスマスのあとから、スマトラ沖大地震とインド洋大津波、、、。
 悲惨な映像が、毎日テレビで映し出されます。人の営みなんて、弱々しいもの
 だったのかなあ。鴨長明さんが言わはったことが、21世紀になってもまだまだ
 続くのは、つらくて、悲しいですね。

○それでも、人は立ち上がり、生きていこうとがんばります。「がんばる」という言
 葉すらも、そぐわないような悲惨な状況からですけれども、やはりがんばらな、
 しょうがないやろ、と言って、神戸のみなさんもがんばってこられた。ほんとうに
 、たいへんなことです。

○去年の立て続けの台風来襲の際に、「大阪は災害が少ないとこやから、良か
 ったなあ」というような言葉を、いろんなところで聞きました。たしかに、何回も
 台風にやられはった地方から比べたら、ここ大阪は、ほんまに、ありがたいと
 思えました。でも、「災害が少ないとこ」なのではなくて、たまたま「被害が少な
 かった」だけと違うのかなとも思いました。

○実際に、去年の台風18号の時ですか、河川氾濫のおそれあり、ということで、
 城東区に「災害対策本部」が設置されたということです。(未確認ですいません
 。) このファミリーネットを作ろうと、いろんな資料を集めていると、城東区がか
 つて、旧大和川の氾濫原みたいなところで、水害が起こりやすいという事があ
 ちこちに書いてありました。

○中でも、「城東区の浸水想定区域図」を見たときは、これはたいへんなことだ
 思いました。ちょっと、↑ここをクリックしてみてください。城東区の地図が塗り分
 けられていますが、着色部分は水没すると思われる地域を表します。この地図
 によると、区内のほとんど全域は水没するということで、中でも、「諏訪」の、
 青色に塗られているところは、「浸水深2.0〜3.0m」の区域だそうです。
 3メートルの深さというと、もう、これは相当な深さです。
 
○青色に塗られた部分というのは、大阪市で、ここだけでした。各区の浸水想定
 区域図を見てみたのですが、海沿いの区でも、青色のところはありませんでし
 た。これは、かなり深刻なことです。

○この浸水想定地域図は、河川の決壊があった場合のものだそうです。
 数年前、名古屋の新川が決壊して、大きな水害になったことがありましたが、
 そのときと同程度の洪水で予想したものらしいです。あのときも、大きな被害が
 でましたが、大阪にも、ものすごい豪雨が降ったりすると、この地図のような事
 態になると予想されているのですね。

○そうした大雨の場合、避難場所に移動すること自体がたいへん危険なので、
 どうしたらいいのだろうか?と思います。3メートルの浸水となると、2階建ての
 木造の家も危険です。そういうときは、避難場所ではなくても、鉄筋コンクリート
 作りの大きなビルに逃げ込むしかないのではないでしょうか?
  その意味で、町会などが地域の主立ったビルの持ち主と、あらかじめ話をして
 おき、浸水が予想される時には、一時避難できるよう、「協定」を結んでおく事も
 だいじなのではないでしょうか? そして、できれば年に一度くらいは避難訓練
 をやるのです。住民と企業がいっしょに訓練をする、そういう関係が日頃からあ
 れば、避難してくる住民も、受け入れる企業も、万一の時にスムーズに事が運
 べるのではないかと思います。

○災害を完全に防ぐことは難しいですが、どうすれば被害を少なくできるかにつ 
いて、日頃から考えておくことは大事だと思います。